Go Conference 2013 springに参加した

Go Conference、通称ゴーコンに参加してきた。

開催概要
https://github.com/GoCon/GoCon/blob/master/2013spring.rst

togetter
http://togetter.com/li/487380

参加のきっかけはPyFes 2013.03 で @ymotongpoo さんの Goを紹介するプレゼンを見たこと。

http://www.slideshare.net/ymotongpoo/20130316-go

言語仕様として並行プログラミングをサポートしたモダンな言語とのことでちょっと面白そうだと思って参加。
(並行プログラミングとかほとんどやったことないけど)

10:00-15:00 ハンズオン

初級、中級、上級のハンズオンがあったけど、ぜんぜん触ったことがなかったので初級のハンズオンに参加。
ハンズオンというか公式のチュートリアルである A Tour of Go をもくもくとこなしていく感じ。
講師の方がいるので分からないこと、知りたいことがあったら聞いてねというスタイル。

http://go-tour-jp.appspot.com/

A Tour of Go はブラウザ上でインタラクティブにコードを動かしながらGoの言語機能を学ぶことができる。
途中でいくつかエクササイズという形で、与えられた課題を満たすコードを書くような問題が出てきたけど、
これに頭を悩ませていると時間がどんどん過ぎてしまうので、一つを除いてエクササイズは飛ばした。一応一通り動かしてはみた。

静的型付けの言語はあまり使ったことがなかったけど、そこは特に困ることはなかった。
文法や言語機能も比較的理解しやすい方だと思う。
一番の目玉と思われるgoroutineとchannelについては、自分に並行、並列プログラミングの経験が乏しいからか、いまいち理解できていないけど
言語仕様に組み込まれているだけあって、思ったよりシンプルな印象ではあった。

15:00-18:00 プレゼン

個人的に一番聞けてよかったのは、Google鵜飼文敏さんのGoのどのあたりが良いかという話と、
Apcera CEOのDerek CollisonさんがプロダクトコードにGoを採用した話。

どちらもどんな理由でGoを選択したのかという点が述べられていて参考になった
スライドは公開されてないっぽい。公開されないかなー。

感想

サーバやネットワーク系のプログラムを書く必要に迫られたときの選択肢としてGoはありなのかな。
Erlangでいいんじゃないのかという話を聞いたりしたけど、学習コストではGoのほうが敷居が低そう。

PinaxとSymposionで作るカンファレンスサイト

このエントリは 2012 Pythonアドベントカレンダー(Webフレームワーク) の22日目です。

Djangoのアプリケーションとして提供されているPinaxと、その拡張であるSymposionについて紹介します。

Pinaxとは?

http://pinaxproject.com/

Djangoのアプリケーションとして提供されているオープンソースのプロダクトです。これはユーザ管理機能を中心とした、Webサイトでよく使う機能の詰め合わせを提供します。
Pinaxの公式サイトによると、以下のような機能が含まれています。(一部抜粋)

...including apps for:

account management
openid
e-mail verification
password management
profiles
notifications
activity streams
private betas / waiting lists

「Pinaxを使えばよくある機能は提供されるから、作りたいもの作ることに集中できるよ」
というのがコンセプトのようです。

また、Pinaxが提供するのは上記のようなWebサイトの基盤となる機能に限りますが、Pinaxに機能を追加するためのパッケージが数多く用意されています。

拡張パッケージの一覧

Symposionもそんなパッケージの一つです。

Symposionとは?

http://eldarion.com/symposion/

カンファレンスサイト向けの機能を詰め合わせたパッケージです。カンファレンスサイトというものはだいたい以下のようなコンテンツを扱います。

  • セッションの情報
  • スピーカーの情報
  • タイムテーブル
  • スポンサーの情報
  • etc

Symposionはこれらのコンテンツを扱う機能一式を提供するため、サイトの構築にかかるコストを引き下げてくれます。

利用実績

Djangoのアプリケーションとして作られていることもあって、各国のPyConで採用される事例が多いです。Symposionを利用したサイトの一部を紹介します。

Symposionのセットアップ

まずはvirtualenvで環境作成

virtualenv conference
cd conference
source bin/activate

Symposionのコードを持ってきて、必要パッケージのインストール

git clone git://github.com/pinax/symposion
cd symposion
pip install -r requirements.txt

requirements.txtにDjango, Pinax含めた必要パッケージは記述してあるので、これ一発でインストールできる…はずなんだけどうまくいかなかった所が2箇所あった。
以下のように直したらインストールできた。

--- a/requirements.txt
+++ b/requirements.txt
@@ -16,14 +16,14 @@ django-forms-bootstrap==2.0.3.post1
 metron==0.1 # 0.2.dev3
 pinax-utils==1.0b1.dev3
 django-debug-toolbar==0.9.4
-django-mailer==0.2a1
+django-mailer==0.2a1.dev3
 django-timezones==0.2
 pytz==2012g
 django-model-utils==1.1.0

 django-taggit==0.9.3
 django-reversion==1.6.4
-django-markitup==1.0.0
+django-markitup
 markdown==2.2.0
 django-sitetree==0.9.1
 PIL==1.1.7

セットアップ

./manage.py syncdb
./manage.py loadata fixtures/*
./manage.py runserver

http://127.0.0.1:8000/ にアクセスすると、以下の画面が表示されるはずです。

f:id:inoshirou:20121222162744p:plain

右上のリンクからユーザ登録が行えます。また、登録したユーザアカウントでログインすることで、自分自身をスピーカーとして登録したりスポンサーに応募することができる機能が最初から実装されています。

あとはドキュメントを参考に、それぞれのカンファレンスに合わせて機能や見た目のカスタマイズしていくことになるでしょう。

まとめ

WebフレームワークDjangoの上で動くアプリケーションであるPinax, Symposionを紹介しました。これらを利用することで、スクラッチで作るよりも少ないコストでカンファレンスのWebサイトを立ち上げることができるのではないでしょうか。

埼玉のクライミングジム紹介(NOBOROCK / エナジー浦和)

このエントリは #kabepy Advent Calendar の19日目です。

これまでこのAdvent Calendarで、いくつかのジム紹介エントリがありました。
が、しかし!埼玉のジムが一つも紹介されていないではないですか!

ということで、#kabepy 埼玉代表として、今日は私が行ったことのある埼玉のクライミングジム2店舗を紹介しようと思います。

エナジークライミングジム浦和店

場所

JR武蔵浦和駅、もしくは中浦和駅から歩いて10分かからない程度の場所にあります。

エナジークライミングジム浦和店

私がボルダリングを始めた当初、自宅から一番近いジムがここでした。半年以上行っていないのでいろいろとうろ覚えですが書いてみます。

設備

1階と2階に分かれてボルダリングのエリアがあり、2階ぶち抜きでロープクライミング用エリアもあります。ボルダリングの壁は角度もいろいろあるので楽しめると思います。

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これは2階の角度が一番きついところ。

f:id:inoshirou:20121219235756j:plain
かなり使い込まれている感のあるロープ用の壁。

私はロープクライミングを始めたのはつい最近で、このジムではやったことは無いのですが、サイトによると「オートビレイ機」なるものがあるようです。普通、ロープクライミングは壁を登る「クライマー」と、クライマーから繋がるロープを支える「ビレイヤー」の二人一組でやるものですが、このオートビレイ機を使うと一人でも登れるんでしょうか。
気になるのでそのうちリサーチしに行きたいと思います。

休憩スペース

個人的にこのジムの良いところの一つだと思うのは、休憩スペースが広いことです。
休憩スペースにはいくつかのテーブルが置いてあったり、漫画や雑誌の入った本棚があったように思います。ゆっくりと休憩をはさみながら登れるのはなかなか良いです。

NOBOROCK

今年の4月にオープンした、比較的新しいジムです。

場所

JR大宮駅から徒歩3分。このアクセスのしやすさは私にとっては最大の魅力です。職場は都内なので、平日は帰りがけに都内のジムに通う方が楽なのですが、休日に自宅から通う場合は大宮はとても楽です。
存在を知ったのは数日前で、長い間見逃していたのはもったいなかったなあ。

クライミングジム NOBOROCK

ちなみにビルの地下一階にあるのですが、入り口がどこにあるのかちょっと分かりづらかったです。
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右の柱のさらに右、写っていないところに降りる階段がありました。

設備

ジム自体は1フロアのみですが壁は全部で6面あり、そこまで狭いとは感じませんでした。それぞれ角度が違った壁です。奥にはキャンパスボードも設置されているので、指のトレーニングの為に通うのもありですね。
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面白かった課題

他のジムで見かけないような課題があったので紹介。
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これは、手だけではなく足の置き場も決まっている、いわゆる「足限定」の課題です。見て分かるかと思いますが、スタートからして手と足のホールドがほぼ同じ高さに並んでいます。つまりは体が地面と平行になるような感じです。
珍しい課題だったので、スタッフの方に聞いてみたところ、これはルーフをイメージした課題だそうです。確かに言われてみればルーフっぽい体勢になります。
ちなみにルーフとはそのまま天井を意味する課題で、先に紹介したエナジークライミングの写真の一枚目とかもルーフ課題ですね。

面白そうな課題だったので何回かチャレンジしてみましたが、足の置き方がなかなか難しく、一番左のホールドに手が届くころにはかなり消耗してしまいました。結局まだクリアしていないので、次はゴールまで行きたいと思います。

まとめ

ロープクライミングをやりたい、または豊富な課題にチャレンジしたい、という場合はエナジークライミングジム浦和店へ。
ちょっと気が向いたときに登りたいといった場合は近くのクライミングジムNOBOROCKへ、といった感じで利用していきたいと思います。

また、他にもクライミングジムは数多くありますが、どのジムにも課題にクセのようなものがあって、その違いを感じるのもなかなか楽しいものです。

下の写真は、私が今年一年で作ったジムの会員証です。(スラックラインもの一つ混ざってますが)だいぶ増えてきた。これからも新しいジムを開拓したり、そのうち外岩などにも登りに行きたいなあと思ってたりします。

http://distilleryimage5.s3.amazonaws.com/f8b9b59449f311e28a5c22000a1f8acf_7.jpg

壁部員とタンパク質

このエントリは、 #kabepy Advent Calenderの13日目です。

さて、世間では今年の漢字という物が発表されたそうですが、私個人にとっての今年の漢字はやはり「壁」ですね。そんな事をつぶやいていたら部長から突っ込みが。

変わらないと思いますハイ。

どれくらい今年は「壁」だったかというと、昨年の12月にデビューして、今年の1月末から本格的にジムに通い始めました。それからほぼ週1回か2回くらいのペースで登り続けています。

月に8回、2月から12月の11ヶ月間として、1回の利用料金を1,500円で計算すると…。

>>> 8 * 11 * 1500 
132000

これくらいは使ったみたいです。後はマイシューズに1万くらい、毎回のスポーツドリンクなどにも使っているはず。

ここまでは余談。以下このエントリの本題です。

壁部員とタンパク質

壁を登って酷使した腕を、せっかくだから出来るだけ成長させたい。そう願う壁部員たちはタンパク質の摂取に余念がありません。
特に頻繁に登りに行く自主練勢はだいたいプロテインを飲んでいるようです。

かくいう私もボルダリングを始めて半年くらい経ってからプロテインデビューしました。買っているのはこれ。


選んだ理由はSAVASという商品がメジャーっぽかったというだけです。プロテインは飲みやすいように色々な味があるようですが、これはバニラ味。粉を溶かして飲むタイプで、牛乳に溶かして飲んでます。
他にはココア味はわりとメジャーなのかな?

ちなみに、普通のコップなどで混ぜようとしてもダマになってしまうので、シェイカーは必須だと思います。こんなの。

ザバスプロテインシェーカー (500ml)

ザバスプロテインシェーカー (500ml)

一回の目安量に対して、牛乳300mlに溶かして飲みます。これだけでそれなりにお腹が膨れるので、朝食代わりにプロテインを飲む、という部員もいるようです。

部活後のタンパク質補給源の変遷

私とよく登りにいく@shomah4a@kirisは、登った後に何かしらタンパク質を摂るのがお決まりのパターンになってます。
より多くのタンパク質を求めてこの補給源がどのように変遷していったかを紹介します。

初期 : プロテインバー期

  • 大抵の薬局においてあり、入手がしやすい
  • ボソボソしているので飲み物が必須
  • 量の割にはタンパク質の量が少ない

中期 : かにかま期

秋葉原駅近くのコンビニで売っており、部活で登った後はこれが多い。

  • それなりに食べやすい
  • 低脂質で高たんぱく
  • 特定のチェーンのコンビニで入手できる
  • 味のバリエーションがいくつかある
    • 普通の
    • チーズ入り
    • 明太マヨネーズ入り

こんな感じのやつ。
http://www.kibun.co.jp/catalog/index.cgi?id=2011984713

現在 : ささみ期

最近はこれ。

  • コンビニの酒のつまみコーナーによく置いてある
  • たんぱく質の量が多い
  • これを歩きながらムシャる姿はかなりシュール

たぶんこれかな。
http://www.unkaibussan.co.jp/new/shohin/shohin%20index.htm

こんな感じで、日々 #kabepy 部員は良質のタンパク質を求め続けています。

おわり。

次のエントリ

14日目は部長の @takanory が書いてくれる予定です。

ボルダリングの始め方

#kabepy Advent Calenderの二日目です。

これはネタだろうと思っていた企画がまさか実行されるとは思っていませんでした。完走できるかどうか今から不安です。

自己紹介

  • Pythonボルダリング部の副部長らしいです
  • 部員の一部からは何故か「アニキ」と呼ばれてます(年齢が上な訳でもないし、マッチョなわけでもないです)
  • 登るペースは週1~2回くらい
  • よく行くボルダリングジムは渋谷のPEKIPEKI
  • そろそろ外岩デビューしたいなあと思ってる

ボルダリングの始め方

さて、本題です。
ボルダリング未経験の人がボルダリングを始めようと思ったときに気になるであろうことは

といった辺りでしょうか。この記事ではこの辺りについて書いてみようと思います。

ボルダリングジムを探す

設備だとかあまり細かいことは気にしないで書きます。
都内に限って言えば、ボルダリングジムは結構いろんなところにあります。選ぶポイントとしては

  • 自宅または職場から近いジム
  • 一緒に行く人が通っているジム

くらいで良いと思ってます。そもそも何処にジムがあるのかというのはこのへんを参考にしてみてください。

ちなみに、私が行ったことのあるジムの中では、B-PUMP 秋葉原が初心者でも安心かなと思います。どんなジムなのかはそのうちこの Advent Calender で紹介されるはず。

ボルダリングの準備

実際にジムで登るにあたっての準備。

用意するもの
  • 利用料金(初回登録料 + 利用料)
    • 合わせて3000円くらいかな
  • 動きやすい服
  • タオル
    • そこまで汗をかくスポーツではないけど
  • 靴下
    • シューズはきついのでつま先部分がすぐ薄くなる…
  • 飲み物
    • だいたいジム内でも買える
その他の準備
  • 手足の爪を切っておく
  • 翌日、腕が筋肉痛になる覚悟
    • 「靴ひもを結ぶのが辛い」「ジョッキを握る手が震える」などの声があった

これくらいです。ほとんど準備は要らないといってもいいくらい。ボルダリングの魅力はこの手軽さだと思っています。
シューズは専用のものを履きますが、ジムでレンタルできます(有料)

私の場合、平日仕事のある日に準備はしていないけど唐突に登りたくなるということがたまにあります。そんな時でもユニクロなどで安いシャツを一枚買えば最低限の準備は完了です。何度かこの流れで登りに行ったことがあります。

つい最近の出来事

ジムによっては有料でロッカーを置いている所もあるので、マイシューズがある場合でも置いておくこともできます。

誰かと登ることのススメ

ボルダリングは一人でも十分楽しめるスポーツですが、一緒に登りに行く人、できれば同じくらいのレベルの人がいると楽しめると思います。
競争心はモチベーションに繋がるし、お互いにアドバイスすることで成長も早くなることも期待できます。

私はPythonボルダリング部の第一回目でボルダリングを初めて体験して、それ以来ほぼ一年続いてますが、一緒に登りに行く仲間がいたという点が大きいと思ってます。

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もし周りに一緒に登りに行ってくれそうな人がいないという人は、Pythonボルダリング部に参加してみるといいと思います :)

二日目は以上です。三日目は自主練仲間の一人である @shomah4a に書いてもらおうと思います。